悩みタイトル

寝ようとして布団やベットに入るが、30分から1時間ほど寝付けず睡眠に入るまでに時間がかかってしまう 普通に睡眠に入ることは出来るが、睡眠の途中2~3時間経過すると目が覚めてしまい、そこからなかなか寝付けなくなってしまう 朝起きる前の1~2時間ほど前に目覚めてしまい、そこから寝付くことが出来ず、目が覚めてしまう ある程度眠っている感覚はある、時間的にもしっかり眠れているが、ぐっすり眠れたという感覚がない 日中、体に重だるさがある、集中力があまり続かない、食欲があまりわかない、たまに目眩がする、なんとなく元気が出ないなどの症状がある

不眠症に対する当院の考え

先程お話した症状は不眠症になった際に起こる身体の症状です。 不眠症とはなかなか寝付くことが出来ない入眠障害、寝ていても途中で目が覚めてしまう中途覚醒、起きる予定の時間の1~2時間前に目が覚めてしまう早朝覚醒、ある程度の睡眠時間は取れているが寝ている気がしない熟眠障害。などの睡眠の問題が1ヶ月から2ヶ月続き、日中目が覚めている時間帯、生活している時間帯に、倦怠感、頑張ろうという意欲や集中力などの低下や、食欲がなくなってしまうなどの不調が体に出現してしまい、日常の生活の質が低下してしまう病気になります。 現在日本人では5人に一人が睡眠での障害があると言われているほどで、加齢とともに不眠の症状が出る人は増加しています。60歳以上の方では3人に一人の確率で睡眠問題で悩んでおり、不眠で悩まれている方の20人に1人が睡眠薬を服用しているほどです。日本で不眠症は特殊な病気などではなく今は国民病と言われるほど普通の病気になっています。

なぜ不眠症になるのか、その原因

そもそもなぜ不眠症になるのでしょうか。不眠症の原因には色々なものがあり大きく分けると5つほどあります。 1つ目はまずストレスから来るものです。ストレスと緊張は睡眠に対して大きな障害となります。神経質で生真面目、物事を細かく考えてしまう人などは普通の人よりもストレスを強く感じやすく不眠症になりやすいそうです。 2つめは体の病気から来るものです。高血圧や心臓病、呼吸器の疾患がある方、腎臓病や糖尿病などの体の病気からくる症状で不眠が起こるものになります。睡眠時無呼吸症候群やレストレスレッグス症候群などの症状から起こるものも珍しくないそうで、体の病気から来るものに関してはまず体の病気から治療するのが大事になります。 3つ目は心の病気です。うつ病などから来る心の病気から不眠症になるケースも多いらしく、「早期覚醒」や「日内変動(朝は意欲低下や集中力の低下が激しいが午後や夕方からそれらが回復してくる症状)」が2つともある場合はうつ病の確率が高く、まずは病院で治療することが重要です。 4つ目は薬や刺激物などから来るものになります。降圧剤や抗がん剤などからくるものやカフェインやニコチンから来るものもありカフェインには利尿作用や覚醒作用もあるためトイレ覚醒などの回数も増えてしまいます。 最後は生活リズムから来るものです。現代は24時間社会と言われるほど1日稼働会社が増えています。昼と夜の生活リズムが狂ってしまい睡眠のリズムも狂ってしまうことが多く不眠症に繋がるケースも多いそうです。

不眠症の軽減方法

不眠症の改善方法には色々な種類があります。 まずは起床の時間と睡眠の時間のリズムを一定にすることです。休日だからと言って時間のリズムを変えるのではなく、一定のリズムを整えて睡眠をとるのが大事です。 別の方法だと睡眠薬を用いた薬物療法があります。不眠治療で薬物を使用するのは怖いと思われがちですが、現在使われている睡眠薬は不安や緊張などを和らげて自然に近い状態で睡眠に導くものになっており安心して使うことが出来るそうです。 その他には、心身に対する不安やストレスから来る、体や顔の筋肉の緊張や自律神経の乱れに対するものへの治療になります。自律神経の乱れや筋肉の緊張は睡眠に対して少なからず影響を与えることがあります。寝る前や、空いている時間でのストレッチや程よい運動をする事で筋肉の緊張をほぐしたり、半身浴などをする事で心臓への負担を下げ、自律神経の乱れを落ち着けることも効果的です。

当院オススメの軽減メニュー

先程は不眠症に対する改善方法お話をさせて頂きました。当院でも、不眠症に対する効果が期待できる治療メニューがいくつかあります。 そのうちの一つは、「頭蓋骨矯正」というものになります。頭蓋骨矯正でよく聞くお話は「骨が動くから痛いんじゃ?」「頭蓋骨が不眠症に関係あるの?」というお話をよく聞きます。頭蓋骨、顔の周りにはたくさんの筋肉や神経が通っています。お顔周りの筋肉が緊張してしまうと、目の筋肉の疲れや首肩周りの筋肉の緊張が起こり、就寝する際に顔の筋肉のこわばりが気になってしまい眠れないというケースも少なくありません。その際頭蓋骨矯正は、顔周りにある筋肉や首の筋肉に対して施術を行い、筋肉の緊張に対して緩めていく治療を行います。この部分の緊張が取れてくると、神経や筋肉に負担がかかっていたものが取れて来て、自律神経の乱れにも効果が期待できます。 その他には「姿勢骨盤矯正」というものがあります。頭蓋骨矯正と同じく、体の骨格に負担がかかってしまうと筋肉に対しても負担が大きく掛かり筋肉が緊張し就寝の際に気になって寝付けないパターンがあります。その骨格の歪みが出ている分に矯正治療を行い負担を取っていき筋肉に対する緊張も取り除いていきます。状態が良くなってくると、就寝時に気になっていた緊張も徐々に気にならなくなってくる思います。

施術頻度はどのくらいか

先程お話した「頭蓋骨矯正」と「姿勢骨盤矯正」のお話ですが、どのくらいやったら良いのかと言うお話になります。基本はまず寝る際に不眠症が改善されるくらいの回数は行った方が良いです。出来れば1週間に2回のペースでやって行き、症状の出てくるペースが落ち着いてきたら週に一回程で様子を見ていき、症状が出なくなってくれば、状態の確認を私たちと行い問題がなさそうであればそこで卒業という形で行っていけます。ですが今後でにくいお身体、筋肉の状態にしていくのであればメンテナンスという方を踏まえて、1、2週間に1回のペースで行っていくのがベストです。